ニキビは遺伝なのでしょうか?
「ニキビは親からの遺伝が関係する」と耳にした事があるかもしれません。
しかし、ニキビは遺伝ではありません。
確かに肌質や体質は遺伝する場合も多いです。
ニキビになりやすい肌質があるのも事実です。
だからと言って、ニキビそのものが遺伝するわけではありません。
ニキビになりやすい肌質の結果「ニキビができやすいだけ」と考えればよいでしょう。
なので、ご両親がニキビ体質だったとしても、あなたは諦める必要はありません。
ニキビができやすいお肌ならそれを自覚して毎日スキンケアに気をつければよいだけです。
ニキビになりやすい肌質って?
そもそもニキビになりやすい体質ってあるのか?
だとしたらどんな体質なのか?
ニキビになりやすい体質とは、肌質が大きく関わっています。
ではどんな肌質がニキビを招くのか3つ挙げられます。
2.代謝機能が低いので、肌のターンオーバーが活発に働かない。
3.毛穴が生まれつき小さいため、角質がつまりやすい。
どれもニキビを招く要因になるものばかりです。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 皮脂分泌量が多いためニキビができやすく悪化しやすい。
適量の皮脂は肌を守るために必要です。
ただいつも顔がテカテカしているような脂肌の方はニキビを招きやすい肌質なので注意が必要。
毛穴の中の皮脂が多すぎるとアクネ菌が増えやすいので、ニキビを招きやすくなります。
2. 代謝機能が低いので、肌のターンオーバーが活発に働かない。
まず ターンオーバーとは「肌の生まれ変わる現象の事」です。
ターンオーバーの周期は個人差、年齢によって異なってきます。
健康的な肌のターンオーバーはだいたい28日周期だと言われています。約1ヶ月スパンですね。
だいたいの年齢別ターンオーバーの日数。
20代 → 約28日
30代 → 約45日
40代 → 約55日
50代 → 約75日
60代 → 約90日
ただ生まれつき代謝機能が低いと、肌のターンオーバーの周期が遅くなります。
周期が遅いという事は、肌の生まれ変わりも遅くなるという事。
さらにターンオーバーが遅いとバリア機能が低下したままの状態が続いてしまいます。
そうなると敏感肌になり、ニキビを招きやすくなるのです。
3. 毛穴が生まれつき小さいため、角質がつまりやすい。
ニキビができるメカニズムとは、
毛穴に古い角質などの汚れが詰まる→その中に皮脂も一緒に溜まる→皮脂を栄養にしてアクネ菌が増える→ニキビができる。
なので生まれつき毛穴が小さいと汚れがつまりやすいのでニキビができやすくなるのです。
以上の3点を見てわかるように3つとも遺伝要素が強いと言えます。
よってニキビが遺伝するという考えはあながち間違いではありません。
確かにくせ毛などの髪質や身長など親からの遺伝って確かに関係します。
それと同じで肌質も関係してくるのですね。
親と似た生活習慣も気をつける!
親と子供の生活習慣はどうしても似てくるもの。
偏った食生活、睡眠不足など両親の生活習慣を真似てしまう事で、ニキビが悪化するパターンもあります。
ですので原因が他にあるのに、それを遺伝と見なすのは間違いです。
肌質だけではなく、生活習慣についても見直す事が大切です。
遺伝なんかに負けない!対策法とは?
自分の肌質を知る。
肌質は遺伝要素があるので両親にアドバイスをもらうのも良いでしょう。
他には百貨店や化粧品専門店のカウンターなどで肌質チェックしてもらうのもオススメ。
肌質を知る事で、スキンケア方法も変わってきます。
プロのアドバイスは脱ニキビを目指す上で重要です。
生活習慣の改善。
栄養を考えた食生活、十分な睡眠、適度な運動はニキビと大きく関係してきます。
乱れた生活習慣は確実にニキビを招くので、見直しが大切です!
まとめ
確かに肌質遺伝はあるようです!
ですがニキビのできやすい肌質を遺伝したとしても大丈夫。
自分の心得次第でニキビは防げます!
私自身も振り返って見返したとき、肌質以前にスキンケアの過ち、生活習慣の乱れが実際にあったので。
具体的に、
○ 生活習慣を正す。
○ 正しく治療する。
この3つを意識し、ニキビのメカニズムを理解していれば、遺伝なんかに左右されずニキビを防ぐ事は十分に可能です。